細菌の大きさ

微生物の大きさ
微生物とは,肉眼では見ることのできない小さな生物を意味します.その範囲には細菌類,真菌類,原生動物,ウイルスなどがあります. 味噌や醤油,酒やビールの製造に使われる微生物は真菌類,納豆菌は細菌類に属します.


ミクロの世界
細菌の大きさは1 μm(マイクロメートル)前後です.μmは10-6 mのことで,1 mmの千分の1の大きさです.1 mmの千分の1は,1 kmに対する1 mの比と同じことなので,1 μmの細菌にとっての 1 mmは,身長1 mの子供にとっての1 km と同じことになります.


コロニーこの ため細菌を見るために集落(コロニー)を作らせる方法が19世紀後半から用いられています.この方法は,栄養源となる物質をとかして寒天で固めたもの(寒 天培 地)に,微生物試料を塗抹して細胞を増やしてコロニーを形成させるという方法(純粋培養法)です.

このような培養法では,細胞のコロニーとして細菌の存在を知ることができますが,一個一個の細胞の観察には顕微鏡が必要です.

現在では光学顕微鏡により細菌を観察する場合には,通常1000倍の倍率が用いられます.さらにその微細構造を観察するために,電子顕微鏡が開発され,様 々な微生物の研究に用いられています.電子顕微鏡は電子線を一種の光源として利用したもので,一般にその分解能はnm(n:ナノは10-9)レベルです.



| index | 地球の誕生と生物の進化 | 人と微生物 | 細菌の大きさ | 常在細菌と身の回りの微生物 |
抗生物質と感染症 | 微生物とバイオレメディエーション | 微生物迅速検出法 |


■■■転載等をご希望の方は,システム管理者までご連絡下さい■■■