Flex MOSTAB(FPGA型分光器安定化システム)

分光器のビーム位置や強度をフィードバック制御で自動化・安定化

概要

分光器のビームの位置や強度を測定し、それらが一定になるように二結晶分光器の第一結晶の角度をフィードバック制御するシステムです。
フィードバックコントローラとその制御ソフトウェアで構成されており、シンプルな一軸制御のフィードバックシステムとなっています。これにより、分光器の出射ビーム位置や強度を効果的に安定化することができます。

特長

  • Flex MOSTAB(Monochromator Stabilization)は、従来のDSP型MOSTABに代わり、NI LabVIEWによる制御が可能なFPGAとCPUを搭載したNI社製汎用ボードであるNI Single-Board RIOと、従来のDSP型MOSTABに周辺回路を加えた19インチラックマウントシャーシ内に収めたシステムです
  • DSPからFPGAに置き換えたことで、今までになかった新しい機能を搭載しています

用途

分光器のビームの位置や強度を測定し、それらが一定になるように二結晶分光器の第一結晶の角度をフィードバック制御するシステム

仕様


*ホストコンピュータとなるWindows PCは、システムに含まれておりません。
   別途、NI LabVIEWをインストール可能なコンピュータが必要です。

導入実績

Spring-8PF(フォトンファクトリー)をはじめとする放射光施設の実験ハッチにてご活用いただいています。