社員リレーブログVol.17 コラム 第5回 ~私たちの考えるSDGs【ダイバーシティ経営】

ブログ2023.08.28

はじめに

皆様こんにちは。中央電機計器製作所(以下CEW) です。
SDGsに関するブログも今回で最後となります。
今回もCEWSDGsの目標達成に向けて取り組んでいる内容についてご紹介したいと思います。
前回までの記事をまだご覧になっていない方は是非見ていただけたら幸いです。

SDGsシリーズ:
第1回 ~私たちの考えるSDGs【共有価値の創造】~
第2回 ~私たちの考えるSDGs【社会を支えるものづくり】~
第3回 ~私たちの考えるSDGs【パートナーシップ】~
第4回 ~私たちの考えるSDGs【働きやすい職場づくり】~

CEWとSDGs目標5、10

SDGsには社会・経済・環境の3側面から設定されている17項目の目標(ゴール)があります。
その中でも今回は以下の2項目に関わるCEWの取り組みをご紹介していきます。

  • 目標5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう

 

これらの2項目は、近年グローバル化が進む中で重要視されている人々の多様性に関する内容です。
すべての人が平等にあり、国籍や年齢・性別に関係なく活躍できる機会が与えられる社会であることを目指しています。

ダイバーシティ経営

CEWでは、タイトルでも掲げている「ダイバーシティ経営」を推進しています。
経済産業省では、ダイバーシティ経営の意味を“多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営”と定義しています。(※1)

ダイバーシティ経営が求められる背景には、ビジネスのグローバル化や消費ニーズ・働き方の多様化、少子高齢化・生産年齢人口の減少による労働人口の減少などが挙げられます。こうした近年の社会情勢に寄り添い、あらゆる面において多様性を尊重する事は、多様な人材が能力を発揮できる環境づくりにも繋がり、企業へはもちろん社員にも良い影響を与えます。

CEWは平成27年には人材の多様性を生かした経営が評価され、経済産業省より新・ダイバーシティ経営企業100選に選定されました。

経済産業省 近畿経済産業局の広報誌「E!KANSAI」でも記事にして頂きました。
CEWのダイバーシティ経営の背景から成果までを記載していただいておりますので、併せてご覧ください。
(経済産業省 近畿経済産業局ウェブサイト内記事新・ダイバーシティ経営企業100選について|株式会社中央電機計器製作所の取組|E!KANSAI 平成28年 11月号企業紹介(近畿経済産業局))

ではCEWが具体的にどのような取り組みをしているのか、以下の3項目に注目してお話ししていきます。

 ①女性が活躍できる環境づくり
 ②外国籍人材の採用推進
 ③
若手社員も評価される職場づくり

①女性が活躍できる環境づくり

リレーブログ「第4回 ~私たちの考えるSDGs【働きやすい職場づくり】~」でも触れましたが、CEWでは産休・育休制度を取り入れており、複数の社員の取得実績もあります。実際に休業を終えて職場復帰する社員が身近に居るからこそ、執筆者自身、産休・育休を取得しやすい雰囲気であることを実感しています。
また、併せて時短勤務の体制をとるなど、働き方に柔軟性をもたせることで社員満足度のアップにも繋がっています。

大阪市では、女性が働きやすい・活躍できる職場環境の整備に積極的に取り組むことで、一定の基準を満たしている企業等に認証される「[大阪市HP]大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証事業を行っており、CEWは平成27年に認証された実績があります。

CEWの仕事内容についてもお話していきましょう。
女性は事務職が多いというイメージが強いでしょうか。当HPをご覧いただいている方はご存知の通り、CEWは「モノづくり」の会社であり、モノづくりの現場でも女性が活躍しています。CEWが強みとしているハードウェアとソフトウェアどちらの部門にも主担当者として案件を持つ女性が在籍しており、会社には欠かせない人材となっています。
また、CEWには性別や年齢に関係なく仕事を任されるチャンスが大いにあります。
人事評価では全社員が直属の上司と個人面談を行い、役職関係なく全社員が評価される環境が整っています。それはもちろん事務職に携わる社員も同様です。
このように全社員が各々に重要な業務を任されており、若手社員の提案も通りやすく、新しいアイデアや取り組みも歓迎されるような風通しの良さがあるため、自身の成長を感じながら仕事に取り組めています。
実例を挙げますと、当HPは事務職の女性社員を中心にリニューアルされましたし、ブログプロジェクトチームによるブログ執筆(本記事も実はプロジェクトメンバーが執筆しています!)、広報委員会が発信するSNS、といった時代に合わせた様々な取り組みにより、ありがたいことにお客様からのお問い合わせも増加しています。
こんな風にCEWでは誰にでも活躍できる可能性と、得意なことを発揮できる所があります。

外国籍人材の採用推進

CEWでは積極的に外国籍人材の採用を推進しています。
外国籍人材の採用後の活躍の実例をひとつお話しいたします。
CEWには、製造現場のDXを推進する「ポータブル遠隔監視システム Smart i Catch 」という製品があります。
この製品の開発主要メンバーとして、ハードウェア技術本部に在籍する中国国籍の女性社員が開発から携わっています。彼女が携わった「Smart i Catch」は、他のCEW製品と組み合わせることでお客様により良いソリューション提案が出来るという、CEWを代表する製品のひとつとなっています。


      女性の技術者も活躍中

外国籍社員の活躍はモノづくりの現場に留まらず、海外との橋渡し的存在としてピンチを救ってくれていることが多々あります。
資材課である執筆者は、海外の仕入先様との取引の際に言葉の壁で苦しんでいた所を、現地語が話せる外国籍の社員に代理でコミュニケーションをとってもらい、非常に助かったことがありました。

他にも、多様な人材が働く場では、それぞれの環境や経験に基づくアイデア力や発想力により、社員同士の切磋琢磨やひいては製品力の向上にも繋がる可能性もありますし、様々な視点での意見交流や相互理解の姿勢、思いやりが育ち、会社にもとても良い影響を与えているのではと感じています。

CEWは、このような内容を深堀りした社員インタビュー・座談会などをYouTubeにアップしています。
実際にCEWで働く外国籍社員の声も聞くことができますので、是非ご覧ください。

 

③若手社員も評価される職場づくり

新入社員として入社してすぐに上司に自分の気づきを提言できるかというとなかなか難しいですよね。私も入社してすぐは、全社員の名前を記憶するだけでも必死だったことを覚えています。
そんな新入社員にも「新人ワーキンググループ」という意見を出し合える場があります。
活動内容は様々で、主軸となる取り組みは会社から与えられる課題に対する調査・提案となります。
自ら考えた新製品提案を実現するために、その内容を銀行や新聞社が主催する“新技術・新製品”コンテストへ応募したり、助成金申請を行ったりと実践的な内容です。
このワーキンググループは同期入社の社員で構成されるため意見を出しやすく、入社して初めて自分の意見を形にできる場でもあります。一つのことを仲間と成し遂げるまでの工程はこれから会社で働く練習にもなりますし、その頑張りは社長にも届きます。新入社員から評価に繋がるとても良い機会となっています。

他の活動として、地元の小学校から依頼を受けて毎年対応している「会社見学会」の対応という一大イベントが存在します。新入社員が入社後初めて企画から実行までを経験することになりますし、小学生の皆さんにとっては普段はなかなか見ることができないモノづくりの現場を知れたり疑似体験ができたりする機会なので、社員としても小学生の皆さんにとっても有意義な行事となっていれば嬉しい限りです。


会社見学会の様子(コロナ禍に行われたオンライン対応時の写真です)

また、1年の終わりには社長から社員に向けて様々な賞の授与があります。
勤続年数に関わらず成果をあげた社員も多く受賞しており、来年からまた一歩前進できるように頑張ろう!というモチベーションに繋がっています。
特に、入社一年目の社員対象の受賞枠「新人賞」は、今年は誰かな?と、毎年新入社員の中でも予想し合うようで(笑)、自然と切磋琢磨に努めることへ繋がっているのかもしれません。
こちらの賞も合わせて3冠を獲った社員が2022年末「三冠王」と呼ばれたとか呼ばれていないとか…。
(某二刀流の野球選手にちなみ)

おわりに

以上のようにCEWでは、今回のSDGs2項目の最終目標が国と国が平等であることのように、まずはすべての人が平等に活躍できる職場づくりに努めています。
今回で「私たちの考えるSDGs」のブログは最終回となります。
5回に分けてCEWの取り組むSDGsについてお伝えしてきましたが、社員一丸となることで今後様々な形でさらに世の中に貢献できると思っています。
たくさんの魅力がある会社なので、今後のCEWの取り組みにも期待しつつブログを楽しみにしていただければ嬉しいです(*^-^*)
最後までお読みいただきありがとうございました。

注釈
※1 出典:経済産業省ウェブサイト
(https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/index.html)

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